緊縛

 緊縛はSMの基本とされます。皮製やビニール製の拘束具を使ってM女の自由を奪うことは可能ですが、肌に食い込む感覚は、時に「縄酔い」という現象を引き起こすほどの陶酔と快感を、マゾヒストに与えるものだからです。

 ゆえに、緊縛はサディストの必修科目ともいえるでしょう。伸縮性のある綿ロープよりは、麻縄がよいとされます。麻縄にもいくつか種類がありますが、縛られる側の肌を傷つけないために、荷物用とかに使われるマニラ麻でなく、ジュード麻というもので撚られた縄が使われます。

 最近はネットのアダルトショップにも置いてあるので、通販で購入可能です。既になめしてあるものを買って毛羽を焼き、馬油や蜜蝋を定期的に塗って使用・管理します。縄の長さは7mが一般的で使いやすく、4~5mm程度のもので十分だと思います。

 縛り方については、ネット上にかなりの数の解説サイトがありますし、有名な緊縛師によるDVDや書籍も出ています。縛り方のバリエーションもですが、安全管理のためには基礎をしっかりと理解して、危険な行為を避けることが重要です。

 特に「吊り」と呼ばれる緊縛した体を鴨居などから吊り下げる行為は、ベテランでも事故を起こしやすく、初心者がするのは極めて危険ですし、きつく縛った状態で長時間放置するのも、血行障害等が起きやすく避けるべきです。

 緊縛される側のマゾヒストも、自由を奪われることがどんなリスクを生むかをしっかりと認識するとともに、安全な緊縛に関する知識を身につけて、自分自身を守ってほしいと思います。